2階に上がると、雰囲気がガラリと変わり集中力も戻ってきました。ここにはお目当ての、ツタンカーメン王の遺品コーナーがあるのです。通路には厨子や椅子、おびただし数の死後の生活用品などが展示され、有名な「黄金のマスク」はその一角、入り口に係員が座っている小部屋にありました。 |
![]() ツタンカーメン王の黄金のマスク |
部屋には「マスク」を中心に、様々な副葬品が展示されています。金で細工され貴石や色ガラスで象眼された装身具の数々は、デザイン的にも技術的にも素晴らしいものが多く、入館者の歩みを止めさせていました。王妃アンケセンアメン愛用の、化粧箱や装飾品など身の回りの小物は、いつまでも見ていたい愛らしさでした。「時間よ止まれ!」 |