水の宮殿

 『裸の美女達に水浴させ、その眺めをスルタンが楽しんだ』という水浴場の跡。水の王宮、タマン・サリ。ここ、好きなんです。町の様子は変わってもここは以前訪ねた時のままで、タイムスリップ感が味わえました。
水の王宮、タマン・サリ。ここ、好きなんです
水の王宮、タマン・サリ。ここ、好きなんです
 こんな風に高いところから、ベットを共にする好みの女性を選んだという話は、ガーナの奴隷貿易港エルミナでも聞きました。

 いつの時代のどこの権力者も同様の、とんでもない女性蔑視に腹も立ちますが、時が総てを枯れさせたこういう場所では、純粋に佇まいだけを味わうことにいたしましょう。

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