スピードボート

トンレサップの朝日
トンレサップの朝日
 プノンペンへは、スピード・ボート(25ドル、所要4~5時間)で戻ることにしました。出発は朝7時ですが、船着場までは1時間弱かかるため、ピックアップが各ゲストハウスに客を拾いに来るのは夜明け前。ちょうどトンレサップ湖に差し掛かる頃、太陽が昇ってきます。


 船は全席座席指定ですが、屋根の上の方が気分が良いので、出航時には多くの旅行者が屋根の上に乗っています。でも最初(トンレサップ湖を行く間)はかなりスピードを出しますので、風はまともに当たって体感温度も低く、上に居続けるには防寒対策が必要です。それのない人たちは次々に脱落して船内に戻っていく、まるで我慢大会に参加しているような数時間です。
満員のボート
屋根までギッシリ、満員のボート
大胆なポーズでお昼寝です
大胆なポーズでお昼寝です

 川幅が狭まってくると船はスピードを落とします。特に乾季は水深が浅くなっているので超スロー。こうなると啓蟄の虫さん同様、何人かが又屋根の上に戻ってきます。ここからプノンペンまでは、両岸の景色を楽しんだり、読書やお昼寝したりして優雅に過ごせますよ。


新しい船着場
日本橋と王宮の間に出来た新しい船着場
 確か日本橋(プロジェクトXで有名?)の手前に着くはず、と下船の用意を始めましたがアララ、橋をくぐってしまいました。着いたところは数キロ下流の新船着場。土手を昇り降りして船に乗っていた頃と比べると、段違いの広さと小奇麗さです。ゲストハウスの客引きが大挙して出迎えに来ているのは変わりませんが、中心街にも近く随分と便利になったものです。


 これで2003年のカンボジア「アンコールワット」編を終わります。途中苦情を書いたのは、あくまでも無法な観光従事者に対してです。人とお金が集まる観光地、特にシェムリアップでは様々なトラブルが続出しているようです。遺跡は素晴らしいのですが周辺で嫌な思いをしないよう、また犯罪に巻き込まれないよう、「イエス」「ノー」ははっきりと言い、自己責任で旅行して下さい。

一般のクメールの人達はシャイで優しいので、皆さん安心してカンボジアにお出でください!

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