象のテラス

象のテラス
象のテラス、階段部分
 バイヨンを通り越し右手に休憩所が並ぶ、まるで公園のような芝生の広場で車は止まりました。左手はかつて王宮が有った場所で、長く延びる”象のテラス”が印象的です。当時王宮や人々の住まいは木造だったため総て失われ、今はピラミッド形寺院の”ピミアナカス(天上の宮殿の意)”や男池・女池が点在するだけです。


 そのうち不思議な建造物、両サイドに浮き彫りがある通路がワナのように口を開けている、の前に出ました。途中で曲がっているので見通しがきかず、高さも6mはあるので狭い通路に入るとまるで迷路。壁面に何段にもわたって彫られた、女神やアシュラ、ナーガの姿は壮観で、なんで以前来た時に気付かなかったの不思議です。時にはガイド同伴もありがたいですね。
ライ王(レプリカ)が見守る城都
ライ王が見守る、城塞都市”アンコール・トム”
象のテラス越しにバイヨンまで見渡せます
 そこを出ますと癩(ライ)王のテラス、これで王宮を一周したことになります。彼は性器が表現されていないため、癩病を患った王として名づけられたそうですが、異説が多くまだ定まっていないようです。ちなみに彼の本物は、プノンペンの国立博物館で見られます。

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