カオダイ教会

 クチトンネルだけでなく、カオダイ教寺院にも寄ってくれるというので、シンカフェの「クチトンネル」日帰りツァーに参加することにしました。バスで2時間、カンボジア国境も間近の、元ベトコンだったガイド氏が「ブラック・リリー」と呼ぶ山の麓に、カオダイ教の総本山がありました。

 『仏教・道教・キリスト教・イスラム教・儒教をミックスした』というこの新興宗教は、象徴の「天眼」、極彩色の寺院、そして、その中で執り行われる独特の礼拝でも有名です。毎日正午に執り行われるその礼拝を見学するため、ツアーバス参加者は11時半に教会に到着しました。

毎日正午に執り行われる独特の礼拝
毎日正午に執り行われる独特の礼拝
 礼拝が行われる教会へは正門を入ってから少し歩くことになるのですが、敷地内はきれいに掃き清められていて「さすが聖地」です。見学者は巨大な「天眼」をいただいた教会に着くと、玄関からではなく横の入り口から直接2階回廊へと登るようになていました。

 やがて正午、聖歌隊の合唱の中まずカラフルな衣装に身を包んだ僧侶達が入場。彼らに先導されて堂内には白装束の信者数百人が続きます。それから始まる仏教とキリスト教の影響大のこの摩訶不思議なパフォーマンスを、私たちは真上から拝見することになりましたが、どこがイスラムでどこが儒教風だったのかは、良くわかりませんでした。

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