演目

 水上人形劇は稲作地帯で発展した大衆芸能で、もともとは水田に囲まれた池の中で行われていたのだとか。と言うわけで、「田植え作業」「カエル取り」「アヒル農法と狐狩り」などなど、農村の日常生活を描いた演目が続きます。
第12話:『レー・ロイ王と、ホアンキエム湖の伝説』
第12話:『レー・ロイ王と、ホアンキエム湖の伝説』
 第12話は例の「ホアンキエム湖の伝説」。動きが早いのでぼけてますが、右手にレー・ロイ王の乗ったボート、中央が金色の大亀です。亀が王から剣を奪い取る(?)シーンなど面白いですよ。伝説を知っていれば人形劇の魅力も増すこと請け合いです。
最後に水面から姿を現し、観客の喝采を浴びる演者達
最後に水面から姿を現し、観客の喝采を浴びる演者達
 その後子供の「水遊び」や優美な「天女の舞い」と続き、勇壮で賑やかな「竜、獅子、鳳凰、亀の4匹共演」で17話の演目総てが終わりました。と、スポットライトの先に、水中からスクッと立ち上がった演者達の姿。場内は一瞬「ォオ」と息を呑み、それがすぐ拍手喝采に変わりました。彼らが水中で息を止め、あの人形達を操っていたんですね、これはスゴイ。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です