古代陶磁器館

 この博物館は広い! 特に音声ガイドを聞きながらですと、1階だけでも随分と時間がかかってしまいました。この階にはレストランがあったので早めの昼食を取り(カレーセットで40元)、パンフレットを調べて興味のある展示から見ていくことにしました。
珍しい女性騎馬像(唐時代)
珍しい女性騎馬像(唐時代)
1階
古代青銅器館、古代彫刻館、レストラン、ミュージアムショップ

2階
古代陶磁器館、喫茶室・売店

3階
歴代絵画館、歴代書法館、歴代印璽館

4階
少数民族工芸館、古代玉器館、歴代貨幣館、明清家具館

 さすがに磁器の故郷中国、2階の陶磁器館には唐三彩や皇帝窯の精密な磁器など、粒よりの名宝がずらりと並んでただただ圧倒されてしまいます。いかつい武人の人物俑が並ぶ中、数点の女性騎馬像はその清楚な美しさで輝いていました。


"蛇と翼を持つ人物像"のスタンプ
“蛇と翼を持つ人物像”のスタンプ
 4階の印璽館には、志賀島の金印に良く似た印も展示されていましたが、もっとも魅力に感じたのは、「水の中に棲みながら空を飛ぶこともできる」動物を表現したこのスタンプです。

 この架空の生き物は、遠いユカタン半島の「翼を持つ蛇」ケツァルコアトルという神様を連想させてくれました。 世界は広い、けれど近い。

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