アポロン神殿

 ここからは頭に入れた地図通りに、ひたすら歩くのみ。中間地点のスタジウムが確認できたので道に間違いはなさそうですが、たった一つの誤算はどこにも売店「無い!」ことでした。

 アンコールジェラシパルミラと、遺跡には物売りの子供たちが”付き物”と思い込んでいた私は愚かでした。遠くに見えてきたこの柱を目指して藪山を越え、やっとチケット売り場にたどり着いた時の第一声は 「お水ありますか?」

アポロンの聖域に残る、アポロン神殿の柱
アポロンの聖域に残る、アポロン神殿の柱
 と売り場の係員、棚に置かれた自分の水筒からコップに水を入れ、だまって差し出してくれました。そのなんと甘露だったことか!

 親切な係員さんのおかげで無事遺跡の見学ができましたが、骨身にしみたのは「キプロスの遺跡巡りは車に限る」と言う事。空港にずらりと並んだレンタカー・カウンター、インフォメーションの人たちの説明の意味がここに来てやっとわかりました。レンタカーが無理なら、せめてお水だけはお忘れなく。

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