ラルナカ空港

 キプロスのラルナカ空港に降り立ったのは、深夜の12時近く。レバノンから直接アテネへ帰るつもりでしたが「3日後まで満席」のため、キプロス経由アテネ行きに変更したのです。この国に関しては、「アプロディテの生まれた場所」という神話の知識しか持ち合わせていないのでとても不安です。

 税関を抜けるとレンタカー会社のカウンターがずらりと並び、その横にインフォメーションがありました。閉まっていたらどうしようと思っていたので、その明かりは地獄に仏のようにうれしいものでした。応対も親切で地図も沢山くれましたが、どうも説明が腑に落ちない。後でジワジワっと思い知らされることになるのですが、この島の観光は車での移動が大前提、彼女はその道順や所用時間を説明していたので、どうも話が合わなかったと言う訳です。


 車なら「No problem(問題ない)」なのでしょうが、クレジットカード類も持たず、所持金も残り少なくなっていた当方としてはレンタカーは「問題外」。今夜はここ(空港)にいるしかなさそうです。朝まで発着便があるので、「追い出さる心配は無さそう」と、インフォメーションでもらった資料を検討しながら、待合室で夜明かしをすることにしました。中東疲れの身にはこたえますが、深夜見知らぬ街に出るより警備員が見回ってくれる場所の方が安心ですからね。

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