デルフィの神託

 デルフィはアテネの北西178キロ、パルナッソス山の南麓にあります。車が進むにつれ 山々は表情を変え、「神様の懐に入っていっている。」ような気になってきました。この写真はデルフィ間近の町の時計台です。
遠くからも目印となった、デルフィ近くの町の時計台
遠くからも目印となった、デルフィ近くの町の時計台
アポロンの神託 アポロンのお告げは、『神がかりした巫女の仕草や表情、発する音声を神官らが判断して、巡礼者に曖昧な表現で伝える』形式で行われ、予言と言うよりアドバイス的要素が強かったようです。

 解釈を誤って滅んだ国もあった反面、「当たった」と思う人の方が圧倒的に多かったらしく、御利益に感謝した人々の奉納品を収めるため、急斜面の参道には各ポリスの宝庫が建ち並んでいます。ほとんどが基礎部分を残すのみですが、参道中ほどにある”アテネ人の宝庫”は復元され、往時を偲ぶことが出来ます。

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