チェ・ゲバラ

 カストロやゲバラのことが知りたくて、革命博物館へ行きました。海岸沿いのマレコン通りをプンタ要塞まで歩きましたが、この日は風が強く、岸壁にあたった大波の水しぶきが車道にまでかかります。知らずに歩いていた私もビショ濡れになりましたが、「これも又楽し」。
要塞前の出店で買った、チェ・ゲバラのキーホルダー
(確か2ドルでした)
要塞前の出店で買った、チェ・ゲバラのキーホルダー
(確か2ドルでした)
 かつて大統領官邸だったという堂々たる建物ですが、解説がスペイン語だけなので、時々出てくる彼らの写真と、年度を表わす数字から流れを想像しながらの見学です。ウッカリ見落とし入り直した裏手の広場には、1956年12月、カストロが同志とともに亡命先のメキシコから密航した時のヨット「グランマ号」などが展示されています。

 ボリビアで殺されたゲバラの遺骨が、30年ぶりに(昨1997年)帰ってきたからでしょうか、特別コーナーに並べられた写真や遺品に見入る人々に、彼への熱い想いを感じました。


 閉塞した生活からの脱却を革命の英雄に求めるかのように、町にはゲバラ・グッズが溢れています。買ったのはこのキーホルダーと「アスタ・シエンプレ」というCD。アメリカドルでしか買えないこれらの品物、ドル獲得のため血道を上げる市民の姿を、アメリカの圧政を打ち破るために闘った彼は、今どんな想いで見ているのでしょう。

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