ミニガラパゴス

 ナスカで水にあたり体調があまり良くありません。実は途中で買ったコイル式ヒーターを試したくて、大型のホウロウ製マグカップに水道水を入れ、コイルで加熱してコーヒーを入れて飲んだのです。それがいけなかった。こちらの水は硬水なので、加熱して飲むなら半分くらい蒸発するまで加熱し続けなければならない、のだとか。食べたものが直行になってしまうので身動きが取れず、リゾート地パラカスで休養することにしました。2日ほど寝込むとお腹も治まったので、「ミニガラパゴス」とも呼ばれるパジェスタ島に行ってみることにしました。
沖合いから見える「燭台」の地上絵  : カンデラブラ
沖合いから見える「燭台」の地上絵  : カンデラブラ
 パラカスの沖合いには南極からフンボルト海流が流れていて、その寒流に乗って来たアザラシやペンギン、アシカなどが住みついているという話です。パジェスタ島には上陸はできません。ホテル・パラカスの桟橋から出る遊覧船にのって海上からの見学です。往復2時間のこの遊覧船の料金は30ソル、約2100円で高原列車と同じでした。

 朝8時、船が沖に向かうとまず目に飛び込んでくるのがこの「燭台」ことカンデラブラ。この絵は空か海からしか見えないと聞くと、「誰が、いつ、何の目的で」などと俗っぽいことをつい考えてしまいがちですが、ここでは50メートルはあるという巨大な燭台を風景の一部として楽しむ事にしましょう。

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