長距離バス

 シリアで長距離バスに乗ると、まずアメが、次いでコップと冷たい水が配られます。バス会社間の競争の激しさを物語るこのサービス、違いは飴玉の種類ぐらいですが、乗り心地(新型バスかクーラー付きかなど)はかなり差があります。ホテルなどで評判を聞いてからチケットの手配をしましょう。

 デリゾールからアレッポまでは4時間半、バスは古代文明を生じさせた「肥沃なユーフラテス流域」、という言葉通りの豊かな穀倉地帯を走って行きます。ここで、アテネを出て以来ほぼ10日ぶりに空に「雲」を見かけました。一時的にでも「日が陰る」というのはいいものですね。

 アレッポでは話の種にと多少フンパツ、アラビアのロレンスやトルコ建国の父アタチュルクも泊まったという「バロン・ホテル」に泊まりました。でもここ、歴史があるだけに調度品も設備も古く、照明は息をするしコンセントも接触が悪い。デジカメの充電にも苦労しましたので、あまりお勧めできません。

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