原の辻展示館

 玄関前にはこの遺跡を一躍有名にした、船着場跡の模型が置かれています。木や石、そして樹皮などを用いた大陸伝来のハイテク技法「敷粗朶(しきそだ)工法」で造られていて、原の辻遺跡の船着場は東アジアでは唯一の発掘例。
展示館前に置かれた「船着場の模型」
展示館前に置かれた「船着場の模型」
 「船着場が発掘された」と言うので、てっきり「海に面した遺跡」と思い込んでいたのですが、前項でも触れたようにここは盆地のど真ん中。半島からもたらされた文物は、遺跡の東1.5キロにある内海(うちめ)海岸で小船に移し替えられ、幡鉾(はたほこ)川を経由でこの船着場から陸揚げされたのだとか。


 展示館は無料で、開館時間は09:00~17:00(休館日:12月29日~1月3日)。展示品の撮影OKなのは、後でじっくり読み(見)直して勉強してみたい当方としては、誠にありがたい配慮です。
朝鮮半島から日本へとつながる「倭人伝」の道
朝鮮半島から日本へとつながる「倭人伝」の道
 半島と九州の間に、まるで飛び石のように浮かぶ2つの島。「倭人伝の道」と記されたこの地図を見ると、海上の道となった対馬と壱岐の重要さが一目瞭然でわかります。


名称 原の辻遺跡
住所 〒811-5322
壱岐市芦辺町深江鶴亀触1092-1
(Googleによるこの住所の地図)
(Googleによるこの住所の衛星写真)
電話 0920-45-4080(代)
開館時間等 09:00~17:00
休館日等 12月29日~1月3日
入館料等 無料

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です