有田泉山磁石場

 武雄~有田間は車で30分ほどなので、午後は有田で美術館巡りをするつもりでした・・・が、宇宙科学館ですっかり時間をとってしまい、2ヶ所ほどに絞らなければなりません。柴田コレクションのある九州陶磁文化館ははずしたくないので、後は有田を”日本磁器のふるさと”たらしめた採石場へと向かうことにしました。
李参平が発見した日本最初の磁石採掘場 : 泉山磁石場
李参平が発見した日本最初の磁石採掘場 : 泉山磁石場
 秀吉の朝鮮出兵時に日本に連れてこられた陶工李参平らが、良質の陶石を探し歩いてついに発見した、という歴史的な場所です。17世紀初頭に焼成に成功した有田磁器は国内市場を独占。その後有田焼は海を渡り、ヨーロッパの王侯貴族達の館を飾りました。それも皆ここの土(磁石、でした)なんですね。


歴史民俗資料館
歴史民俗資料館
わらで梱包された皿
わらで梱包された皿

 磁石場の隣にひっそりと佇んでいるのが町立の、歴史民俗資料館と有田焼参考館。資料館では有田焼の製作行程や技法の変遷が、渡り廊下でつながった参考館では50ヶ所の窯場遺跡から出土した陶片が展示されています。私この陶片を見るの大好きなんです。何かこう、想像力をかき立てられるではないですか。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です