展示品

 この資料館に来たのは以前から見たかった、『中国の江南地方との交流を示す』”壁(へき)”の破片があると知ったからです。古墳の副葬品のコーナーに、玉製ドーナツ型の”壁”(薄緑色・半透明のCDの一部を想像して下さい)はありましたが、ほとんど解説はありません。

 王侯が所有していたとされる”壁”ですが、日本での出土例が少なく研究が進んでいないのが現状なのだとか。これは研究の進展を待つしかないのですが、何時まで待てば良いのでしょう。思わず破片に向かって、「あなたは誰 ? 何処から、誰に連れられて来たの ?」と語りかけてしまいました。

 CDのように音を出してくれたらいいのに。

10分の1の縮尺で復元された、大宰府南大門
10分の1の縮尺で復元された、大宰府南大門
 地元ゆえか、水城に使用された木樋、10分の1の縮尺で復元された南門など、”大宰府政庁跡”発掘調査の展示にも力を入れています。朝廷が威信をかけて造営した”大宰府政庁”の栄華の跡、復元の過程はこの模型前のテレビ(ビデオ)で見ることができます。

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