遺跡の館展示室

 3つの村を見て回ると約60分かかるそうで、日没間近の薄暗い森の中に一人で入っていく気にはなれず、止む無くパス。その代わり敷地内にある2つの資料館、復元作業などが見学できる収蔵施設の、”ところ埋蔵文化財センター「どきどき」”と、東京大学の”常呂資料陳列館”の2館を見学してきました。どちらも入館は無料です。
遺物が並べられた展示室
遺物が並べられた展示室
各文化を代表する住居模型や、ヒスイの勾玉などもありました
続縄文文化 : 北海道では気候的条件から稲作ができず、縄文文化(狩猟・漁労・採取)が引き続き行われていたので”続”縄文と称している。本州の弥生・古墳・奈良時代に相当。

擦文文化 : その後、土器の模様が縄文から木ベラで擦った痕がある擦文土器に変わる。これは本州の土師器の影響を受けたもので、時代的には平安・鎌倉時代に相当する。

オホーツク文化 : 擦文文化とほぼ同じ頃、オホーツク海沿岸に登場した謎の海洋民族オホーツク人。400~500年続いたこの文化もやがて擦文文化に吸収される。
>br>アイヌ文化 : 擦文に続くのがアイヌ文化。土器を使用しないのは、本州との交易で鉄鍋などがもたらされた結果と考えられている。鎌倉・室町時代~。


 今夜は、”遺跡の森”のすぐ横、”船長の家”に泊まるつもりでしたが「満室」と断られてしまいました。ここに泊まれれば、翌朝森を見学することもできたのに、とちょっとガッカリしましたが、それはそれ。翌日、もしここに泊まっていたら見なかったかもしれない景色を堪能することになったのですから、きっとこれで良かったのでしょう。

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