熨斗アワビ

 前後しますが、受け付けのある展示A館は、”海の民(日本列島人)の伝統”、”海の汚染”、”海民の信仰と祭り”のコーナーです。ここでは伊勢神宮の神事に用いられるという三角形に焼き固められた”御塩”を、忘れずに見てきてください。塩をこんな形にして奉納しているとは思いませんでしたが、その形を見ていて伊勢湾に浮かぶ神島を連想してしまいました。何か関連があるのでしょうか?
伊勢の神事に用いられる"御塩"
伊勢の神事に用いられる”御塩”
伊勢神宮に供えられる"熨斗あわび"
伊勢神宮に供えられる”熨斗あわび”

 熨斗(のし)アワビは、B館の”志摩の海女”コーナーに展示されています。生のアワビを特殊な小刀で薄くむいて乾燥させた物で、向かって左から大身取・小身取に玉貫アワビとなります。もうおわかりでしょうが、祝いごとに使われる熨斗袋の”のし”はここからきています。これがアマテラスさんの好物で、今でも彼女の食膳に供えられているのだそうです。

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