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 展示品の中で一番気になったのが、この玉製の「如意(にょい)」。『大きさを自由自在に変えられる架空の棒で孫悟空の持ち物:如意棒』を連想してしまいましたが、展示品の形状はイメージとかなり異なっています。
如意
美しい玉でできた如意
 「これを贈ることはその人の後ろ盾となることを意味しました」と説明を受け、何となく(質問もせず)聞き流してしまったのですが、帰国してから、「贈った方と贈られた方、どちらがどちらの後援者になると言ってたのだろう」と大いに悩んでしまいました。

 広辞苑で「如意」をひくと『物事が思い通りになること。説法・法会に導師が所持する法具。孫の手の変形。』などとありますが、後ろ盾の事は記されてありません。判らないとなると一層気になって気になって、図書館で故宮の図録を借りたり、丁度開催されていた「北京故宮博物院展」を見に行ったりしましたが、疑問は解消されません。やっとそれらしき記述を見つけたのは、中公新書の「西太后」と言う本の中でした。
珍宝館の如意
北京故宮の珍宝館にあった如意
金細工に色とりどりの宝石がゴージャス(クリックで拡大画像に)
 光緒帝の皇后選びの項に、『選ばれた女性に宝玉をちりばめた豪華な如意(笏のように手に持って威儀を整える道具)を与えることになっている。』とあったので、「アッツ、このことかもしれない。」と思ったのです。だったら館員の説明の通り、「後ろ盾になってあげる証として」如意を贈ったのですね、きっと。

 瀋陽の博物館には如意の展示は玉製の一点だけでしたが、北京故宮の珍宝館には何点かの展示がありました。どれもが宝玉をちりばめた豪華な工芸品です。ご参考までに。
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