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 ここに来るまで「アイヌ」のことを、「北海道の先住民族で縄文時代に繋がる文化を持った人々」と思っていました。でも年表を見ますと、縄文時代〜続縄文時代〜擦文時代の後がアイヌ文化で、13世紀前後(鎌倉・室町時代〜)と、予想外に新しいのです。この時代区分は何が基準になるのかが良く判らず、二風谷博物館のお隣にある沙流川歴史館でその質問をしてみました。
トゥキパスイ(tuki-pasuy) 奉酒箸
祈りのとき酒をつけて神に捧げる、神と人間の間の仲介をする道具
トゥキパスイ(tuki-pasuy) 奉酒箸
祈りのとき酒をつけて神に捧げる、神と人間の間の仲介をする道具
アイヌ文化 : 学術的区分では、「土器を持たない文化」とのこと。鎌倉時代以降、毛皮との交換品として本州から鉄製品や陶磁器が北海道にもたらされ、擦文土器文化はアイヌ文化に移行してゆく。それは成立の初めから、「交易に依存した文化」なのだそうです。

 「土器がなくてどう炊事をしていたのですか?」と聞くと、「煮炊きは樹皮製の鍋や、和人との交易品の鉄鍋でしていた」、つまりアイヌ文化は「鉄鍋文化」とも言えるのだとか。これも意外でした。

アイヌとは : 「人間」と言う誇りある言葉です。かつては東北地方から北海道、サハリン(樺太)、千島列島に及ぶ広い範囲に住んでいましたが、今では、多くの人たちが北海道に住んでいます。北海道における居住年代は、1万年前、5,000年前、あるいは700年ほど前からとする説など大きな幅があり、その学説は必ずしも一致していません。

文様 : アイヌの衣服の特徴は、オヒョウダモの樹皮やイラクサなどの繊維を紡いだ糸で作られた衣服に、木綿などの布片を用いてカラフルな切り伏せや刺繍などの文様がほどこされていることです。美しく飾るだけでなく、魔よけなどの意味を持つもので、母から娘へと独特の文様が受け継がれてきました。

 「アイヌ民族を理解するために」より抜粋
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