白園(白居易の墓)

 賑わう龍門とは打って変わり、対岸にある白園は人気も無くて淋しいほど。白居易の墓を探しながら斜面を登っていくと、真新しい赤い屋根が目に入ってきました。吸い寄せられるように近づいてみると、そこには日本語が刻まれた「龍門白園日本書道家碑廊」の石碑がありました。まだ建立して2ヶ月も経っていない、その趣意文の概要は、
日本書道家碑廊
日本書道家碑廊
造立趣意書 : 『龍門には北魏の書「龍門二十品」、ならびに唐代の楷書の代表作があり、世界の書法碑林とされている。唐代の著名な詩人”白居易(白楽天)”はここに一生を送った。現代日本を代表する書家30名の作品を、張弘氏が刻んでここに碑廊を造立。 − 2000年3月17日 − 』


空海と同じ時期に生きた唐代の詩人 : 白居易の墓
空海と同じ時期に生きた唐代の詩人 : 白居易の墓
 2人の作業員が、黙々と拓本を取っている回廊を抜け、起伏のある園道を奥へと進むと、木立の中に清々しい風情の白居易のお墓の前にでました。空海と同じ時期に生きた唐代の詩人で、代表作はもちろんあの「長恨歌」です。

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