トンボ玉

 世界水域館に行くには本館を出、海沿いのボードウォークをしばらく歩きます。見晴らしが良くて気持ちのアプローチなのですが、台湾に入ってからずっと天気が悪くてこの日も曇天。海の色がきれいに見えないのが残念です。
墾丁半島の眺望。天気が悪くて残念です
墾丁半島の眺望。天気が悪くて残念です
 ボードウォークに沿ってトルコのアイス屋さんやら土産店などが並んでいるのですが、曇天で風が強かったせいか皆さん急ぎ足で通り抜けていました。その中にパイワン族のトンボ玉を売っているお店もあり、数人の観光客が品選びをしていています。見たかったのですがまだ見学場所が残っていたのでこの時は通過、でも何故か気になり帰りに寄ってみました。
パイワン族のビーズを扱う土産物店
パイワン族のビーズを扱う土産物店
 ネックレス、ブレスレット、携帯ストラップなどが並べられた中に、「勇士の珠」「孔雀の珠」「土地の珠」「種子の珠」「太陽の珠」「月牙の珠」など、トンボ珠の名前を書いた札も並べられています。そのいくつかは史前館で見たものと同じです。芸術的だった史前館のショップで見た作品と比べると少し見劣りがしましたが、手にとって見ると素朴さが好ましく首にあてて鏡で見るとそう悪くはありません。値段も1/3だし「お土産としては良いかな」と、あれこれ迷った末に600元のネックレスを買いました。
海洋生物博物館で買ったネックレス
海洋生物博物館で買ったネックレス
 後日、台北に戻ってから順益原住民博物館に行った際パイワン族のトンボ玉が彼らにとって如何に大切なものだったか知りました。館内は撮影禁止だったのでガイドブックを買って読んでみると、トンボ玉それぞれの名前と伝説(神話)が載っていました。台東の史前館のパネル展示もこれのことだったんですね。

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