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安通温泉の歴史

 宿泊棟の裏手の高台に、1930年(昭和5年)に建てられた檜造りの日本風旅館が残されていました。『日治時代の温泉旅館として保存状態が良く文化的価値も高い』として、2004年に歴史的建造物に指定されています。
今も本館裏に残る日治時代の建物
今も本館裏に残る日治時代の建物
 玄関には鍵がかかっておらず、内部は自由に見学できました。一部実験室風になっていたりはしますが、床の間が残る居室部分や長廊下などで当時の様子を偲ぶ事が出来ます。夜のライトアップも又美しいものでした。

 館内に掲げられていた写真の説明には『1896年(明治29年)日本陸軍測量隊により発見される』となっていますが、後日北投温泉博物館で見た「日冶時代(*2)の主要温泉一覧」には『1919年日本人が発見』となっており、20年以上も違います。さて、どちらが正しいのでしょうね。
発見当時の安通温泉
発見当時の安通温泉
歴史:1896年、日本陸軍の測量隊が発見
泉質:中性硫酸塩気化物泉
泉温:66度

 蛇足になりますが、発見者が陸軍測量隊と知って数年前に評判を呼んだ映画「剣岳−点の記」を連想しました。ちなみに「点の記」が記された時代は明治39年(1906年)で、『測量隊は30年間かけて全国の測量をほぼ終え、残っているのは剣岳周辺だけだった』という背景があります。全国を調査していたこの時期に台湾の測量も進み、安通温泉の発見もあったようですね。

(*2)日冶時代:日本統治時代。日清戦争終結後の1895年から第二次世界大戦終結後の1945年まで、台湾は日本の統治下に置かれた。

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