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ダウトフル・サウンド

14日目 : 今日はミルフォード・サウンドと並ぶフィヨルドランド国立公園の景勝地、ダウトフル・サウンド・ツアーに参加します。サウンドとは入り江のこと。ダウトフルとは1770年にキャプテン・クックがNZを初航行した際、『入り江の中で航行するに十分な風が吹くか疑わしい、と避けたことから命名された』と書かれていました。ダウトフル・サウンドはフィヨルドランド国立公園にある14のフィヨルドの内2番目の長さで、全長は40km。それは『ミルフォード・サウンドの3倍』だそうです。

マナポウリで乗船を待つ

マナポウリで乗船を待つ

ダウトフル・サウンドの地図

ダウトフル・サウンドの地図

 今日のコースをご紹介すると、出発地テ・アナウからバスで船の待つマナポウリへ。ここから船でマナポウリ湖を渡り地下発電所があるウェスト・アームに上陸、再びバスに乗り標高670.56mのウィルモット・パスを通ってダウトフル・サウンドの遊覧船が発着する地点(ディープ・コープ)に向かいます。

ウィルモット・パスからのダウトフル・サウンド

ウィルモット・パスからのダウトフル・サウンド

 このウィルモット・バス・ロードは『NZで最も人里離れた場所にある道路』だそうで、原生林の中いくつもの滝が見え隠れする景観は迫力があります。大きな滝は左側に多いので、選択の余地があったら左側の窓際に座ってください。ディープ・コープ桟橋から船に乗り換え河口まで、往復3時間弱のフィヨルド・クルーズ、帰路も同じルートで戻りますので乗り換え合計4回の長丁場ツアーです。

断崖が迫るフィヨルド

断崖が迫るフィヨルド

沿岸には滝が多い

沿岸には滝が多い

 10時に桟橋を離れたクルーズ船は、氷河の浸食作用で作られた絶壁の間を縫うように進んでいきます。波が余りないので揺れも感じない快適な航海です。断崖にはあちらにもこちらにも、直接水面に流れ込む幾筋もの滝が見えます。写真撮影へのサービスでしょうか、船は時々徐行したり滝に近寄ったりしてくれました。

 朝方は青空も見えていましたが、外洋に近づくにつれ今にも降り出しそうな空模様になってきました。『フィヨルドランドは世界でもっとも降水量の多い地域の一つで、天気が急変しやすい』と案内にありましたが、まさにその通り。ツアー終了まで何とかもってもらいたいものです。 

アザラシの島

アザラシの島

お昼寝中のアザラシ

お昼寝中のアザラシ

 出港から1時間、気のせいか徐々に波が高くなってきました。外洋に近づいたようです。甲板に出ると、かなた前方の小島のあたりで、波が大きく砕けているのが見て取れます。河口付近の小島の上にはアザラシや海鳥の姿が見えます。望遠レンズ越しに、のんびり昼寝したり場所争いをしている様子を楽しみました。

甲板に集まってきたツアー客

甲板に集まってきたツアー客

 アザラシの小島が近づくと多くの乗客が外に出てきて、甲板は満員御礼状態です。観察のためかUターンのためか、船はかなり減速しているのですが外洋からの風が強くて波も高く、何かに掴っていないとカメラのピント合わせも難しい状況でした。夏でも防寒具(ウィンドブレーカーとか)必要ですよ。

 帰路で船はとある入り江に入り止りました。「これから数分間エンジンを止めます。皆さんもカメラのシャッターを押さず静寂の一時を味わってください」と言うアナウンスが流れ、エンジンが止められました。すると急に、鳥の声や波の音が聴こえてくるではないですか。エンジン音に邪魔されて音がないと思っていたフィヨルドがこんなにも自然の音に溢れていたなんて、感激の一時でした。

発電所断面図

発電所断面図

地下発電所

地下発電所

 マナポウリまで戻るとバスは港に向かわず、トンネルの中に入っていきました。出口は外にあると思っていましたが降ろされたところは、岩盤むき出しの壁面も荒々しい地下ホールのような空間です。でもドアを開けるとそこは、近代的な地下発電所の心臓部でした。直線だと思っていたトンネル実は、らせん状に地下176mにまで降りる全長2kmの地下トンネルだったんですね。左の画像、黄色いチューブがトンネルです。

 発電所見学後にマナポウり湖を渡る頃には小雨もぱらつき出しましたが、何とか傘なしでYHAまで戻ってこられました。宿への送迎つき所要9時間のこのツアー、料金は252NZ$(約18,000円)でした。

落石による道路封鎖

落石による道路封鎖

15日目 : 朝から冷たい雨。本来ならミルフォード・サウンド・ツアーに行くはずでしたが、落石のため道路が通行止めでアプローチできず、ツアーは中止となりました。昨日ダウトフル・サウンドでフィヨルドの景観を堪能してましたから、「ミルフォードは次回のお楽しみ」と余裕で頭を切り替えることができましたが、もし行っていなかったら悔しかったでしょうね。

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