革命広場を見下ろす展望台からは、海岸まで続く街並みを眺めることができます。革命記念日に、また先日の法王訪問時に人で埋め尽くされたのがこの広場。ここでも目を引くのはビルの壁に取り付けられたゲバラのネオンでしたが、生憎夜のライトアップは見落としました。 前述のSさんに言わせると、「ベトナムが統一を勝ち取れたのはホー・チ・ミンが偉大だったから。今の世界でそれに匹敵する人物をと言ったらカストロ!」と言うわけで、ここではキューバ革命までのカストロの歩み記しておきます。 |
![]() 塔の展望台より、革命広場を見下ろす |
キューバ小史3(カストロを中心として) 1926年8月 裕福なスペイン移民一家に生まれる 1945年 ハバナ大学で法律を学ぶ1950~2年 弁護士として貧困者のため働く 1952年 議会選挙に立候補 バチスタ将軍のクーデターで選挙は無効となる 1953年1月 ホセ生誕百年を記念し「百年青年同盟」組織。 バチスタ政権に対する抗議デモを行う。 7月 サンチアゴのモンカダ兵営襲撃 8月 カストロ逮捕。禁固15年を宣告さる。 1955年5月 恩赦でメキシコに亡命、ゲバラと出会う。 1956年11月30日 サンチアゴ・デ・クーバなどで一斉蜂起 12月2日 グランマ号でキューバ上陸。その後ゲリラ戦を展開。 1957年3月 革命軍の一部が大統領官邸を襲撃。 1958年8月 「ゲリラ戦は終わり機動戦に移す」と宣言。 1959年1月 バチスタ大統領亡命。 2月 カストロ、首相に就任(キューバ革命) 1967年10月 チェ・ゲバラ、ボリビア解放運動に参加。アンデス山中のゲリラ戦で捕らわれボリビア軍に処刑さる(享年39歳) |