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ハマム内部

 イスラム・ファッションに関してのもう一つの疑問が、スークで売っているセクシーな下着やステージ衣装並みの”ド派手”ドレス。売っている服と、街で見かける制服のような黒装束とが一致せず、「どんな時に着るのだろう?」と不思議でなりませんでした。

 その謎の一端が解けたのがこのハマムでのこと。入り口で料金を支払うとまずドーム天井とシャンデリアが豪華なこの部屋へ通されます。中央に噴水、周囲は1mほども高くテラス状になっていて、案内されたのは寝椅子とテーブルが置かれたその一角です。各ブースの奥には(正面に3つ見えている)プライベートの更衣室。

 入浴料金はマッサージ込みですが、韓国の「アカすり」と比べるとこすり方もお湯のかけ方もおおざっぱ(手荒い?)。でもこの建物ですから・・・、それも又楽し。
とってもゴージャスなハマム内部
とってもゴージャスなハマム内部
 入浴後、バスタオル(というかシーツのような布)を巻き付け寝椅子に横たわってくつろぐのはとっても優雅。ここなら水タバコをプカリプカリと吸っても似合いそうです。「ハマムは社交場」と言われているだけあって、女性たちは半裸のこの姿でおしゃべりに夢中です。

 皆が帰り支度(着替え)を初めたのを見て、「ハッ!」と思いました。数人ではありましたが、スークで売っていた原色や大胆カットのドレスを着用しているではないですか。最後に黒コートにベールを被り、見慣れた姿になって街へと出て行く彼女たち。「ナルホド、こうなっていたんだ」

 日常生活では大きく胸の開いたロングドレスなど着る機会がほとんどない日本女性より、かえって彼女たちの方が服を楽しめる環境にあるのかもしれません。

 ハマムの内部は写真撮影禁止でしたが、制限時間30分前には入浴客全員が帰り無人になっていましたので、オーナーから「OK」がでました。覗き込むように画像を見ていた彼が最後に、「日本に帰ったら写真を送って」と一言。3ヶ月後、2枚の写真をアレッポに送りました。喜んでくれたかな?

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