ボロブドゥール

 東南アジアの巨大仏教遺跡としてカンボジア「アンコール・ワット」と並び称されている「ボロブドゥール」。恥ずかしながらこの私、96年12月にアンコール地域を訪ねるまで両者を混同していたのです。で「写真があればあの遺跡も紹介出来るのに」と思ったのが3度目のインドネシア訪問、つまり今回の原動力になりました。

 勇んで出かけた遺跡でしたが、前日からの雨が残る生憎の天気。かろうじて雨は止んだものの、空はどんよりとして遺構は暗く沈み写真映えがしません。これは残念。

遺跡公園として整備されたボロブドゥール
遺跡公園として整備されたボロブドゥール
 底辺一辺の長さが約120メートル、高さ42メートルという世界最大のこの石造建築。周辺は近年完成された遺跡公園になっていて、街路樹に花壇などあまりにもきれいに整備されすぎてしまった感じ。「ここには水の方が似合うのに」と思ってしまいました。

 帰国してから読んだボロブドゥールの本の中に、「当時この遺跡の周囲には人工湖があったらしい」という最近の研究結果が書かれていて、「然もありなん」と、納得。水に映るストゥーパを見てみたいものですね。

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