ワット・アルン

 ワット・アルンへの渡し舟の出るター・ティアン波止場は、ワット・ポーへの下船場所でもあります。次の船着場からは王宮へ、その次で下船すれば国立博物館へ出かけるのに便利ですから、市内の渋滞を嫌う方はこのルートを利用したらいかがでしょう。
水上バスから見たワット・アルン
水上バスから見たワット・アルン
船が揺れていたので、ちょっと傾いてしまいました
 ワット・アルンは日本人にとって、三島由紀夫の長編小説「豊饒の海」の第三巻、「暁の寺」の背景となった寺院、と言った方が通りが良いかもしれませんね。輪廻転生を描く舞台として、三島の美意識が選んだ天へと伸びる白い塔。

 お寺の敷地に入ってしまいますと塔に近すぎて、全景をカメラに収めるのは至難の業。大仏塔とそれを取り囲む4つの小塔を入れようとしたら、対岸から望遠レンズで、又は(多少ブレますが)渡し舟の中から狙うのがベスト、でしょう。

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