ワット・シェントーン

 ワット・ビスンを出るとすぐ織物の店が何軒か並んだ一角に差し掛かり、ついついグリーンの美しいショールを17ドルで買ってしまいました。メコン川とカーン川の合流地点に建つワット・シェントーンへは、ここからプーシーの丘とカーン川に挟まれた道を行くようになります。左手に緑濃い丘、右眼下に緩やかに流れる川、その遠景に連なる山なみ。寺院などの文化遺産を抜きにしても、「充分に魅力的な町」です。
代表的なルアンパバーン建築様式のワット・シェントーン
親鳥が翼を広げ雛を守っているような大屋根
代表的なルアンパバーン建築様式のワット・シェントーン
 世界遺産ルアンパバーンの中でも白眉と言ったらワット・シェントーン。この宝石のような本堂を、「青空をバックに撮りたかった!」けれど、この日も時折り雨が降る生憎の天気。境内に点在する水溜りを避けながらの撮影と相成りました。屋根における建築様式の違いを、ビエンチャンの寺院ワット・シーサケットワット・パーケオと比べて見てください。
装飾壁越しに見る内部
装飾壁越しに見る内部
生命の樹
生命の樹

 境内には壁に装飾が施された建物や祠が点在し、そのモチーフには様々な意味が込められているようです。もちろん本堂の周壁にもまんべんなく装飾が施されています。繊細な図柄が青地に金、赤地に金で描かれていてとってもゴージャス。こんな時ガイドさんが解説してくれると壁が雄弁に物語ってくれるのでしょうが、ツアーでなくて残念です。

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