参観に際し

 前置きはこのくらいにして、さあポタラ宮に参りましょうか。 私どもは5000mを越えてきたので標高3600mのラサは「呼吸が楽」なのですが、飛行機で降り立ってすぐの方は要注意です。入り口までの長い階段は特にゆっくり登って下さい。
ポタラ宮唯一のトイレ
ポタラ宮唯一のトイレ
 登りきると、最初に目に入ってきたのがこの建物。これはポタラ宮唯一のトイレです。間仕切りのない内部はかなり広く、細長い穴が3本並んでいるだけ。定員6~9人と言ったところでしょうが、ここで用を足すのはちょっと勇気が要りそう。

 でもこの先、宮殿を出るまでお手洗いはありませんので、日本人的羞恥心はここで一時捨てて行きましょう。


信者達が継ぎ足すヤクのバターで神秘的な光を放つ:バター灯明
信者達が継ぎ足すヤクのバターで神秘的な光を放つ:バター灯明
 宮殿内は暗いので「ヘッドランプの用意を」と言われていましたが、仏像の表情や宝物の細部を観察するには、焦点が絞れる手持ちタイプのライトの方が良さそうです。


撮影料: 見学時に注意すべきはカメラ撮影。宮殿内は原則として「撮影禁止」ですが、各部屋ごとに定められた撮影料を払えば話は別です。 但し、その料金は様々で、どれもが入場料より高いのでご注意を。撮影したい方は、部屋のどこかに貼ってある料金をまず確認して下さい。ちなみに、2000年5月現在の撮影料は

  • ダライ・ラマの袈裟: 90元(約1200円)
  • 5世の霊塔(ミイラが納められている): 150元(約2000円)
  • 8世の霊塔: 70元(約950円)
  • 立体マンダラ: 45元(約600円)

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