アコソンボ・ダム

 ガーナで世界一と言ったら「アコソンボ・ダムでしょう」と、友人が連れて行ってくれました。ダムと言うのでつい、黒四ダムの美しいアーチ型を連想してしまいましたが、こちらは岩石や砂利を積み上げたアースフィル(ロックフィル)ダム。詳しくは東京電力のダムの種類を参考にして下さい。

アコソンボ・ダム : アルミニウム生産に必要な電力をボルタ川から得ようと計画建造され、1966年に発電が開始された。ダム建造によって出現したボルタ湖は、人造湖としては世界最大。
 (パンフレットによる)

市場で買った、ダム柄の生地
市場で買った、アコソンボダム柄の生地
ガーナ風に、フリルたっぷりのドレスに仕立てました
 この国の電力を一手にまかなっているダムだけに、新聞には「今日の水位」というコーナーがあり毎日の水位が示されていました。日本でも夏の水不足の時には、ダムの水位が連日新聞記事になりますよね。丁度あんな感じです。その世界一という流域面積のため、わずか1センチで1日の電力が確保されるそうです。

 でも、政府がこの電力を周辺の国々へ売ってしまう(輸出している)ため、時々「冷蔵庫の中身が総て傷む、恐怖の24時間停電がある」、と友人が嘆いていました(1994年当時)。その後の統計をみますと、着実に発電量はアップ。現在はその怖れはなさそうです。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です