マチュピチュ

 さてツァーの当日、気がはやって落ち着かないので、少し早めに宿を出てまだ薄暗い駅舎に一番乗り。やがて物売りや観光客が集まりだし、ほぼ定刻(6時を30分ほど過ぎていましたが)観光客の数だけ期待を載せたツーリスト・トレインが走り出しました。ただこの列車、暖房の設備がないのか故障しているのか、早朝の車内は寒いことこの上も無い。クスコの標高(3326メートルと富士山頂なみ)を考えると無理もないので、手袋やマフラーなど防寒具の用意をお勧めします。
マチュピチュ(ペルー大使館提供のイメージ)

マチュピチュ(ペルー大使館提供のイメージ)

 マチュピチュは高山にあると思ってしまいますが、実際はクスコよりかなり標高が低く「クスコで高山病にかかったらマチュピチュに」と言われるほどです。列車を降りると駅前にはバスが何台も待っていて、観光客が満杯に乗せては走り出します。九十九折の坂道を登りきったところが、「空中都市マチュピチュ」です。見所は沢山あったのですが、カメラがないので気楽なもの。一通りの見学を終えたら、石垣の上に寝転んで日本より数倍も高い空を見ていました。

 クスコからの1日ツアー(34ドルでした)だと見学時間が3時間ほど。後ろ髪を引かれながらガイド指定の時間に駅まで下りてきたのに、待てど暮らせど列車が来ません。そのうちガイド氏が近づいてきて、「途中で土砂崩れがおきたので、隣りの駅まで歩いて下さい」。

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