メリダ

 パレンケからマヤ遺跡巡りの基地、ユカタン半島のメリダまで又夜行バスを利用してしまいました。宿を決めたら疲れがどっと出て、仮眠だけのつもりが昼過ぎまでぐっすり。「いけない寝過ごした」と思っても後の祭り。旅行社も閉まっていてキューバ行きチケットの手配はできないし、ウシュマルに行くには遅すぎる。で、観光案内所で情報集め。市内地図をもらって見るとその西端に、HOSP.O’HORAN(オーラン病院)とあります。

 「オーラン病院!?」。どこかでこの名を見たことがあります。確か野口英世の記念館で買った本の中です。ガーナののアクラに行った時、英世がこの地で没したこと、彼の名を冠した研究所があることを知り驚きましたが、ここで又彼の名を聞き「こんな所にも来ていたんだ」と、何だか感動してしまいました。

メリダのオーラン病院にある、野口英世の銅像
メリダのオーラン病院にある、野口英世の銅像
 今日は野口英世に敬意を表し、銅像が建っているというオーラン病院に行ってみることにしましょう。「この病院に行きたいのだけれど?」と聞くとバス乗り場を地図にマークしてくれました。ソカロから20分、バスはオーラン病院北側に停まります。 銅像は南北を走る大通りに面していました。柵越しでしたが、小柄な野口英世が腕組みをしている姿に、異国で知人に出会ったような懐かしさを覚え「黄熱病の研究、ご苦労様」。

 英世の銅像を見たいという方、この銅像の原形(元型?)が東京の「野口英世記念館」にあります。展示室は狭いのですが、彼を偲ぶ遺品や書簡が多数展示されていますので是非行ってみて下さい。

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