宝物殿

 ヨルダン最大の観光地だけあって、観光客が次から次へとこの狭い道(シク)へと吸い込まれて行きます。孫悟空がひょうたんに吸い込まれていくような不思議な光景。高さ100mという崖に挟まれたこの細道は歩くだけでも楽しく、皆ここでは童心に返ったような無邪気な表情をしていました。

 その細道を歩くこと約30分、雑談していた人々の声がやみ足が一斉に止まるのがここ、崖の隙間からエル・カズネが見えてくる場所であり瞬間です。

シクの崖の隙間からエル・カズネが見えた瞬間
シクの崖の隙間からエル・カズネが見えた瞬間
 この息を呑む一瞬を体験したくて皆ここまでやってくるんだな、と妙に納得してしまうほどの迫力。チャンスがあったら是非ご自分でも体験なさってみてください。ヨルダンは空港でもビザが取れますし、ここへはイスラエルからの1日ツアーもあるそうです。

 上部の壷の中には金や宝石が隠されている、と信じられていたことからエル・ハズネの別名は「宝物殿」。高さ43m、幅30mというBC1世紀のこの建物(?)、実は岩肌をくり貫いて(彫刻して)造った岩窟建造物というのですからスゴイ。

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