モニュメント

 瀕死の状態だったレバノン杉を生き返らせたのは日本の「木のお医者さん」達。おかげで保護地域内には遊歩道が作られ、樹齢1,200~2,000年と言われるレバノン杉を間近に見ることができます。この仙人のような風格の木の周囲は空気まで違う。霊気とでもいうのでしょうか、爽やかな力が体に満ちてくる気がしました。お金をばらまいてヒンシュクを買うのではなく、こういう形の国際協力は同胞としてもうれしいことです。
枯れたレバノン杉を記念碑として再生中
枯れたレバノン杉を記念碑として再生中
 下北半島の博物館で青森ヒバの話を聞いた時、「レバノン杉みたい」とその類似性に驚きました。木を切り続けた国々と切ったら植えるを身上としてきた日本、気候の差は致し方ないとしてもエーゲ海・地中海沿岸にある砂漠化した遺跡を見るにつけ、先人がしてきてくれた努力に頭が下がります。その文化を持つ私たちです。列島改造という名の環境破壊や干潟の埋め立てなど、もう一度見直して欲しいですね。

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