丸太小屋

このページを小屋の持ち主だった亡き弟、良二に捧げます

 白樺湖を見下ろす八子ヶ峰の中腹に、弟が念願のログハウスを建てたのは1987年8月のこと。休みごとに嬉々として通っていたのも束の間、そのわずか3年後に彼はパラグライダーの事故で帰らぬ人となってしまいました。その頃の私は時間もお金もなく、山荘をそのままに放置していました。翌年久しぶりに来て見ると、主を失った家は1年の間に草に埋もれ荒れていて、忘れられた人のように寂しげでした。

1997年11月 : 建築後10年目の山荘
1997年11月 : 建築後10年目の山荘
 その様子にショックを受け、「出来る限り私が面倒をみよう」と思ったのです。でも、ログはおろかDIYの知識も技術もない身の悲しさ、厳しい自然環境に建つこの家のメンテナンスには四苦八苦。山友達やネット友達のアドバイスや手助けに支えられ、何とか18年目を迎えましたが、これほどお金と時間と体力が必要だとは思いませんでした。さて何時まで維持できることでしょう。

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