対馬へ

 御柱、馬蹄石、壱岐の土台石、風土記の丘、双六古墳、と壱岐の名所を時計とにらめっこしながら見て周りました。最後の天手長男(あまのたながお)神社などは、写真だけ撮って(申し訳ないほど急ぎ足で)郷ノ浦港に向かったのですが・・・。

 出航10分前なのに乗るべき船の姿も見えません。もしや港を間違えたのでは、と窓口で聞いてみると「1時間ほど遅れます」とのこと。アララ、事前にそれがわかっていたらもっとゆっくり見学できたのに、残念。

壱岐と対馬を40分ほどで結ぶ、ジェットフォイル船「ヴィーナス号」
壱岐と対馬を40分ほどで結ぶ、ジェットフォイル船「ヴィーナス号」
 12時すぎ、博多からの高速船ヴィーナス号が到着しました。『ウォータージェットの推進力により船体を海面から浮かせて走る』この船は、博多~壱岐(郷ノ浦港)~対馬(厳原港)を1日2往復(博多~壱岐間は1日5往復)100分で結んでいます。2005年11月現在、壱岐・対馬間の料金は4540円でした。

 速いし揺れが少ないのは大歓迎なのですが、高速船のため航行中は外(甲板?)には出られません。周辺の撮影ができない、それだけがちょっと残念でした。


対馬 : 『佐渡島、奄美大島に次いで日本で3番目に大きく、面積はお隣の壱岐島の5倍以上。南北82km東西18kmの細長い島で、複雑なリアス式の海岸線(総延長915km)を持ち、全島の89%が山林で大陸系の珍しい動植物が生息しています。本土から138キロ、韓国(釜山)までわずか49.5キロの国境の島です。』

 厳原は釜山行き航路も持つ、税関の文字も見える国際港。本土や韓国との距離は対馬市WEB通信局の記述を参考にしましたが、パンフレットによってこの距離は微妙に異なります。港に掲げられていたこの地図は、福岡まで123キロとなっていました。

国境の島「対馬」
福岡から138kmながら、釜山までわずか50km!
国境の島「対馬」はここです
 ここ対馬にも『魏志倭人伝』関連の遺構があるのではと期待していたのですが、各町村の持つ資料館以外それはなさそう。中では「峰町の歴史民俗資料館の展示品は充実している」と聞いているので、ここだけは押さえたいところ。ツシマヤマネコが見られる野生動物保護センターと、豊玉町の「和多都美(わたずみ)神社」にも行きたいですね。

 今日は北端の国民宿舎「上対馬荘」に泊まる予定ですが、到着が遅れたので港を出たのはすでに2時近く。ここは壱岐の数倍広い島、さあ先を急ぎましょう。


名称 対馬市WEB通信局
住所 〒817-0022
対馬市厳原町国分1441番地
(Googleによるこの住所の地図)
(Googleによるこの住所の衛星写真)
電話 0920-53-6111

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