水時計(漏刻)

 展示館裏手の山は「政庁跡東の丘:月山」。ここに漏刻(水時計)が置かれていたと伝えられていて、最近その復元模型が西鉄の太宰府駅前に作られました。

 生け花教則本風の「都督府建按詳図」を参考にしたという水時計で、水をためる容器の形が花器のようです。

太宰府駅前の水時計
太宰府駅前の水時計
近江神宮時計博物館の水時計
近江神宮時計博物館の水時計

 近江神宮時計博物館の『初めて候時(とき)を打ち、鐘鼓を動かす。初めて漏刻を用ふ』とされた天智天皇の漏刻とは、かなり趣が異なります。さて、どちらがより実物に近いのでしょう。並べましたので、比べてみて下さい。

 尚、大宰府政庁関連コーナーは、九州歴史資料館発行の「大宰府復元」を参考にさせていただきました。

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