山鹿燈籠民芸館

 観光パンフレットを見て山鹿が、「温泉と古墳」そして「灯籠と灯籠祭り」で有名だと知りました。『和紙と糊だけで作られる、伝統工芸品「山鹿灯籠」を頭にのせて踊るのが「灯籠祭りの千人灯籠踊り」(8月15・16日)』とか。

 どんな代物か、一度見てみたいといつものように情報収集。”桜湯”の入浴客に尋ねると、「公園の向かいの灯籠館で見られる」とのこと。別の方からは「御前湯の龍の天井画があるから忘れずに見てきて」と声がかかりました。ハイ、了解。

 教えられた公園の池からは湯気が出ていて、立て看板には”足湯”とあります。人目を気にせず足を浸せる温泉池が町中にあるなんて、うれしいですね。手を暖めながら周囲を見回すと、向かいに何とも魅力的な建物。引き寄せられるように近づいてみると、これが「山鹿灯籠民芸館」でした。

灯籠館は、大正14年に銀行として建てられたこの建物
灯籠館は、大正14年に銀行として建てられたこの建物
 大正14年に銀行として建てられたと言うこの建物に入ると、薄暗くされたロビーは天井から吊るされた無数の灯籠の明かりで幻想的な雰囲気。ガラスケースの中には熊本城・合掌造り民家・薬師寺三重の塔・・・、と「こんな物まで灯籠に!」と驚かされるほど精密な作品の数々、どれもが和紙と糊だけで作られていると聞き、2度ビックリです。

 このロビーでは「灯籠製作行程」と「山鹿灯籠祭り」のビデオを見ることが出来ます。ちょっと長い記録ビデオなので(40分ほどだったでしょうか)、時間のない方は作品を鑑賞しながら横目で見る、方が良いかもしれません。時間などは受付で聞いてみて下さい。

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