淀江町歴史民族資料館

 伯耆(ほうき)古代の丘公園の向かい側が、淀江町歴史民俗資料館。外観は「地方都市に良くある小ぢんまりとした資料館」でしたので、そう期待もせずに中に入りましたが・・・。あらまあ、展示室の入り口に、いとも無造作に置かれているのは石馬ではないですか!

 伝『石馬谷古墳(6世紀末)出土』で、本州唯一と言う学術的にも貴重な石馬です。大山(だいせん)の石(角閃石安山岩)で彫られた馬体は、雲母でキラキラ輝いていました。

石馬 : 古墳に埋葬された石の埴輪で、九州の岩戸山古墳に石人・石馬の出土例あり。

『石馬谷古墳(6世紀末)出土』、石馬としては本州唯一
『石馬谷古墳(6世紀末)出土』、石馬としては本州唯一
 受け付けに、「石馬の写真を撮っても良いですか?」と聞きに行くと、「どうぞ」と中から女性が出てきて説明を始めてくれました。石馬の話から、古代の淀江の姿や他地方との関連(交流・影響)など、こちらの質問にてきぱきと答えて下さったのはHさん

 山陰地方で砂鉄が取れるのを、古代の人が何故知り得たのか不思議だったのですが、「子供の頃海水浴に行くと、足に砂鉄がついてきました。当然、昔の人たちもそれに気づいたでしょうね」の体験談に、「そうなのか」といたく納得してしまいました。

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