鉄の歴史博物館

 角炉伝承館から山越えをして、やっと今回の目的地吉田村に入りました。トンネルを抜けるとすぐ左手に”鉄の未来科学館”が見えましたが、旅行直前に「鉄の歴史村」資料を速達で送って下さったSさんに早くお会いしたいと、歴史博物館に急ぐことにしました。

 事前に地図は見ていましたが、博物館巡りの癖で「ゼネコン主導の大型建物」を探してしまい、何時の間にか吉田村の中心部を通過。もう一度地図を見直し、狭い路地を入って行きますと…。良かった、今度はちゃんと見つかりました。この博物館、周囲の風景に溶け込む純和風の佇まい。趣があってとても素敵でした。

田部家資料を中心に、"たたら製鉄"をわかりやすく紹介しています
田部家資料を中心に、”たたら製鉄”をわかりやすく紹介しています
 ここは鉄の歴史村地域事業財団の事務所にもなっています。「資料のご送付ありがとうございました」と受け付けでお礼を言いますと、「まずはこれを」と記録映画「踏鞴(たたら)」(日本鉄鋼協会による操業再現記録:昭和44年制作)を見せて下さいました。

 奥出雲旅行中、各所で様々なビデオを見ましたが、ここの「踏鞴(たたら)」は床作りの手順を丁寧に撮っていて、「たたら製鉄」への理解を深める上で最もわかりやすいものでした。30分の作品ですので、この博物館には時間に余裕を持ってお出かけください。

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