雲州そろばん資料館

 町役場でもらった観光マップに、この工芸館の名を見つけて驚きました。”雲州ソロバン”の名は聞いたことがありましたが、”雲州”がこの地域を指すとは、まして横田町に資料館があるとは、思いもしなかったからです。JR出雲横田駅前に建つソロバン資料館の横にはオロチ伝説にも出てくる”クシイナダ姫”の銅像。ここは彼女の故郷なんだそうです。
体育館のように広い、ワンルームの資料館内部
体育館のように広い、ワンルームの資料館内部
 170年の歴史を持つ”雲州ソロバン”。その発展は道具の発明・改良によるところが大きく、「雲州算盤の歴史は、道具改良の歴史」なんだそうです。職人さんたちが苦慮して作りだした、道具の展示と製法の変遷。世界のソロバンや変り種ソロバン(電卓付き・視覚障害者用・折畳式・ロール形…など)が並べられていました。

 どれもが貴重な資料なのでしょうが、だだっ広い空間に途切れもなく並べられていると、どうも注意力が持続できない。何を見てきたのか、あまり記憶に残っていないのが残念です。コーナーで仕切ってメリハリをつけるとか、説明文の要点を絞るとか、もう一工夫して頂けるとありがたい、のですがね。

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