万座毛

 「万人を座らせるに足る」とこの景観を愛でたのは、18世紀に琉球王国を統治した尚敬(しょうけい)王。薩摩藩の侵攻支配から1世紀、名相蔡温(さいおん)を得て、検地・財政の整備、儒教思想の普及などの改革を行い、琉球王国の基礎を築いた王様です。
「万人を座らせるに足る」と尚敬(しょうけい)王が愛でた景観
「万人を座らせるに足る」と尚敬(しょうけい)王が愛でた景観
 彼のそれ以上の功績(次世代への遺産)は、文化活動を奨励し、中国・日本文化を複合させた独自の琉球文化を開花させたことでしょう。紅型・上布・焼き物・漆器・舞踊等など、今に見られる沖縄伝統工芸の数々はこの時代あったればこそ、です。

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