2006年10月17日

2006年10月17日 : まだまだ余裕があると思っていた「日曜美術館30年展」。15日までと知り大慌てで上野の芸術大学美術館に駆け込みました。混雑を予想して行ったのですが、午前中に着いためか館内はそう混みあってもいません。入り口で迷ったオーディオガイド、いつもは「借りて損した」と思ってしまうのですが今回は「正解」。名アナウンサーの格調高い案内で、当時の放送を思い出しながら名作を楽しむことができました。

 「夢の美術案内」「作家が作家を語る」「アトリエ訪問」「知られざる作家へのまなざし」と、4章(各10分ほど)に分かれた貴重な映像も見られ、かなり満足度の高い展覧会。東京での会期は終わってしまいましたが、今後、京都・広島・岩手・長崎・静岡で巡回展が予定されているそうです。映像もありますので、通常の美術展より時間に余裕を持ってお出かけください。

高橋克之(*)新作展
高橋克之(*)新作展(10月10日~28日)
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 見学後、知り合い高橋克之(*)氏の新作展(10月10日~28日)を見に京橋へ回りました。彼の作品を見るのは初めてだったので、モノクロームのCUBUを積み重ねたような、その造形にはビックり。「自宅に飾りたい」と思う絵画ではなかったのですが、その浮遊感のある作品群には不思議な魅力がありました。

 高橋(*)氏は1967年福島生まれ。1993年にリキテックスビエンナーレで大賞受賞。1995年から毎年、京橋の東邦画廊で個展を開いています。作品に興味をもたれた方は、東邦画廊(東京都中央区京橋3−9−2、宝国ビル2F)Phone:03-3562-6054まで足をお運び下さい。
(*)高橋氏の「たか」は、”高”の上の口の縦棒が上下につながっている字ですが、機種異存文字のため、このページでは、「高」で置き換えています。

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