2010年05月11日

2010年05月11日プノンペン発 : こちらに来てから早2週間、服や小物の注文も順調に進み、後は仕上がりを待つばかりです。やっと時間の余裕が出来たので、家族に頼まれたTシャツを買うため改修工事が進むセントラルマーケットに向かいました。

 中心の建物とメインゲート付近はすっかりきれいになっていましたが、まだ西半分はさら地状態。一部を見ただけですが、余り整理整頓されてしまうとあの愛すべき混沌さが薄まってしまいそうな気がしました。世の流れとも言えますが、ちょっと寂しいですね。

セントラルマーケットにお買い物
セントラルマーケットにお買い物
 Tシャツの相場はカンボジア製は1枚2ドル、タイ製だと5ドルです。物価高の昨今、昨年と同じ言い値なのは嬉しいですね。この日はTシャツ10枚、帽子を7点、ブラウスを8点ほど買って全部で75ドル支払いました。以前はお金を渡せばそれで終わりだったのに、この日は初めて領収書を渡されました。当局から指導でもされたのでしょうか、これもご時勢?

 その後で、向かいに建つソリアデパート(マーケット?)の屋上に行きました。ここからプノンペン市街が一望できたのですが、今はゲームセンターや何やらが出来てしまい、見渡せる範囲が半減していました。それでも主要部は見ることが出来ましたので、南側・東側・北側の眺めをご紹介します。
ソリアマーケット屋上から南側を見る
ソリアマーケット屋上から南側を見る
 南側に見えるのは、独立記念塔や築中の高層マンションゴールデンタワーです。画像右端がゴールデンタワー、左端に記念塔が小さく見えています。以前だとすぐ独立記念塔の姿を判別できたのですが、今は高い建物に埋没してしまい見つけにくくなってしまいました。
東側はメコン川と王宮
東側はメコン川と王宮
 東側はメコン川方面です。黄金の尖塔を持つ王宮が右端に見えているのですが、お判りになりますか。こちらもやはり角度によっては建物の影に隠れてしまいました。
北側にはセントラルマーケット、ワット・プノムも見えています
北側にはセントラルマーケット、ワット・プノムも見えています
 北側の眺めが見たくてマックならぬマスターグリルに場所を移動しました。注文したのはコーク0.7ドル(約50円)と0.95ドル(約90円)のアイスです。窓際の席からは、セントラルマーケットの特徴のある屋根が間近に見えます。視線を少し上げれば、街名の由来となったワット・プノムの白い仏塔も拝めるし、この北側の眺めが一番プノンペンらしいかもしれませんね。 

 昨年1年間取り組んでいた卒業研究、「埋納土器についての考察」をPDFファイルにまとめました。本文20ページ、図版・写真注など32ページ他の計67ページ、4101kbのファイルです。

 「埋納土器についての考察」:2009年度卒業研究報告書(4101kb)

唐古・鍵遺跡出土のヒスイの勾玉
唐古・鍵遺跡出土のヒスイの勾玉
 唐古・鍵遺跡出土の『褐鉄鉱容器に入ったヒスイ勾玉』に魅せられて、各地を歩き回って資料集めをした研究の報告書です。考古学の素養が無いためテーマの展開法や後半の図版作成には苦労しましたが、それだけに仕上がってみると愛着も一塩です。

 専門の勉強した方には物足りないかもしれませんが、縄文時代に興味のある方は是非読んでみて下さい。アドバイス・修正・感想・コメント、何でもお寄せいただけましたら幸いです。

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