2011年07月14日

2011年07月14日 : 節電ムードの中の連日の猛暑で、熱中症による死者が増えていると今日もTVで報じていました。先週末から標高1600mの山荘に来ていますが、こちらでも30度を越す日があり「以前は30度を越すことなんてなかったのに」と温暖化の影響を感じています。皆さんいかがお過ごしですか。
夏雲湧く八島が原湿原
夏雲湧く八島が原湿原
 一昨日はいつものお散歩コース、霧が峰高原の八島が原湿原に行ってきました。この季節の訪問は、「どんな花に会えるかな」とウキウキ気分です。途中の車山肩ではニッコウキスゲ見物の車が多かったのですが、湿原の駐車場はまだガラガラです。夏休み前の平日ですから観光客も少なく、花の写真を撮りながらのんびり散策できました。
シロバナハナニガナ
シロバナハナニガナ
 この日写真に収められたのは、キバナノヤマオダマキ、アヤメ、グンナイフウロ、コバイケイソウ、ウツボグサ、ニガナ、ハクサンフウロ、マムシグサ、ウマノアシガタ、ニッコウキスゲ、レンゲツツジ、など等。

 木道の途中で何やら人だかりがしていた場所がありました。野次馬根性で「何があるのですか?」と聞いてみると、「珍しいキリガミネアサヒランが、ほらあそこに」と湿原の中を指差して教えてくれました。かすかにピンク色は見てとれましたが、距離があるため私のデジカメでは無理でした、残念。

6月末に設置されたニホンジカ防護柵
6月末に設置されたニホンジカ防護柵
 今回驚いたのは、木道の終わり付近に「ニホンジカ防護柵」が出来ていたことです。車山周辺のニッコウキスゲが鹿に食べられて激減している話は聞いていましたが、とうとうここにも設置されることになったんですね。

 ビジターセンターで聞いてみると「先月末にゲート部分の工事をし、湿原を囲う柵が完成しました」とのこと。今までも見えない部分で柵の設置が進んでいたのだそうです。

 鹿害の話を聞くと茅野市神長官守矢史料館のロビーで見た「御頭祭」展示(鹿の頭部の剥製が壁一面に並んでいた)を連想しました。確か諏訪大社神事の一つだったと記憶していますが、鹿をお供えすることは数を調整する機能もあったのではないかと類推したのです。興味のある方は史料館をご訪問下さい。

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