2009年09月14日

2009年09月14日 : まずは、「イチロー選手、9年連続200本安打おめでとうございます!!」

 青春18切符を利用しての東北旅行から、有効期限ギリギリの10日深夜に帰宅しました。早朝5時に家を出て、宇都宮・黒磯・郡山・福島で鈍行列車を乗り継ぎ、仙台着は12:16。後半の2区間は混雑していて座れず、「ポアロを読みながらのんびりと」の予想が大きく外れてしまいました。

 最初の訪問地仙台では、観光市内バス「るーぷる仙台」を利用して青葉城に向かいました。市内の観光名所を結ぶこのバス、一周約1時間で料金は300円。2ヶ所以上見学予定なら600円の1日乗車券が絶対お得です。何故って、入場料の割引など各種の特典が受けられるからです。

仙台の街を見下ろす伊達政宗の騎馬像
仙台の街を見下ろす伊達政宗の騎馬像
 この日の仙台は大安吉日だった上(全国的にですが)、野球の試合と各種イベントが重なって、どこのホテルも満室です。仕方なく千登勢屋YHに部屋を取りました。行ってみると、風情のある旅籠風の建物で、しかも各所に海外の方たちにも使いやすいよう配慮が見られます。布団で寝たいと言う外人客も多いとかで、又泊まりたいと思った素敵なユースでした。

 土曜の夜は、若人同窓会出席のためうたごえの店バラライカを訪問しました。深浦のサークルおけら主催、BunBunさんご夫妻とは半年振り、(元)若人の皆さんとは3年ぶりの再会です。この日は男性が多くて、迫力あるロシア民謡を満喫してきました。

盛岡の市内循環バスの名前は「でんでんむし」号
盛岡の市内循環バスの名前は「でんでんむし」号
 翌日向かった盛岡では、循環バスの名前は「でんでんむし」と変わります。こちらは左回りと右回りの2路線で1周約35分、乗車料金は100円でした。啄木新婚の家と盛岡城址公園、啄木・賢治青春館など、3ヶ所以上見学するなら、300円の1日乗車券が便利です。但し特典はついていないので、2ヶ所ならトントンになります。


 今回の旅行の目的は、岩手と新潟の埋蔵文化財センターを訪問することでした。特にここ岩手では、土器の中にヒスイ大珠が入った出土例が報告されていたので楽しみにしてきました。報告書のコピーをいただき、少しお話を伺った後で、いよいよ「ご対面!」です。

 こちらが縄文時代後期(約4000年前)の土器と、中に入っていたヒスイの大珠です。写真さえ撮らせてもらえればと思っていったのに何と、「持っても良いですよ」。ヒスイはずっしりと重く、明かりに透かすと緑がより一層美しく見えて感激してしまいました。

大向上平遺跡の埋納土器
大向上平遺跡の埋納土器
土器に入っていた大珠2点
土器に入っていた大珠2点

 帰りに福島に寄り歴史館など2館を見学したのですが、どちらも特集は直江兼続でNHK大河ドラマの影響の大きさを実感しました。丁度昨日放映の直江状と、来週放映予定の関が原がテーマになっていたので結構楽しめました。さあ、ドラマはこれからどう展開していくのでしょう?!

 最終日の10日は、磐梯西線経由で新津にある新潟埋蔵文化財センターで土器に入ったアスファルトを見せてもらい、帰路につきました。福島 – 郡山 – (磐梯西線)- 新津 – 長岡 – 水上 – 高崎 – 上野と乗り継ぎ、上野に到着したのは夜の10時と、総乗車時間は12時間弱となりました。

 車内では青春18切符猛者の方の体験談も聞け、「使い方によっては利用価値が高いんだ」と再認識したこの切符。ただ今回は、かなり過酷な日程を組んでしまったので当分は、「もう結構」ですけどね。

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