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 武寧王(Muryeong:ムリョワン)のコーナーに来てから、「ムリョワンさん、ムリョワンさん」と李さんの説明はだんだん熱を帯びてきていました。「墓誌を見てく下さい。斯麻王とあるでしょう。日本書紀に『筑紫の各羅島(現在の加唐島:かからじま)で出生した』と伝えられているように、ムリョワンさんは島で生まれたので斯麻(しま)と名付けられたんですよ。」と教えてくれました。
墓誌の写真パネル
墓誌の写真パネル
墓誌の写真パネル(漢文)
墓誌の写真パネル(漢文)
  墓誌の主要部分を読み下しますと、『寧東大将軍の百済斯麻王は、癸卯年(523年)5月に62歳で崩御した』となります。1行目の最下部に「斯」、2行目上部に「麻王」の字が刻まれているのですが、読めますか?

 発見当時の墓室を再現した場所まで来ると朽ち果てた木材を指差して、「この棺(ひつぎ)は、高野山にしか自生しない高野槙で作られていました。これらを見ても日本とムリョワンさんとの深い結びつきが判りますね」。そして、
発見された当時の墓室模型
手前に見えているのが高野槙の棺の一部
発見された当時の墓室模型
手前に見えているのが高野槙の棺の一部
 「ムリョワンさんのお墓だけが盗掘もなく、私達の時代になって発見されたのは奇跡です。私には"仲良くしなさい"と言うムリョワンさんからのメッセージのように思えます。」と言葉を結んで解説が終りました。

 中国大陸や朝鮮半島を旅してその歴史に触れるにつけ、「日本の古代史も両者との関係を通してみないと正確な姿が見えてこない」と感じることが多くなってきました。今回もそのケースです。帰宅して百済と日本の関係を調べてみると、興味深い記述が次々と見つかりました。その中には、学校では習わなかった事実や学説も多く、今まで閉塞的に思えた古代日本の姿が、視点を変えるとこんなにも変わって見えるのかと驚きました。
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