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 「北の大地」、「アイヌ文化の成立」と順調に見ていって、どうしても先に進めなくなってしまったのが、「蝦夷地のころ」コーナーにあった干し鮭の展示。解説を読むとそれは、シャクシャインの戦い(1669〜1672年)の背景ともなった事実でした。
交換品のレート変化
交換品のレート変化 : 干し鮭100匹の価値が、米2斗から米7升へ
シャクシャインの戦い :  鎌倉時代以降、砂金や毛皮などを求めて来た和人の数が増えはじめ、江戸期に入ると松前藩がアイヌ民族との交易を独占した。松前藩はアイヌの活動を蝦夷地に限定。また、干し鮭100匹の値段を米2斗から米7升に引き下げるなど、支配と弾圧を強めてゆく。1669年、部族間の争いに端を発したシャクシャインの蜂起は、次第に松前藩との戦いに発展。 総大将のシャクシャインは和睦の席で毒殺され、以後和人の迫害は厳しさを増し、アイヌ社会は崩壊の危機にさらされるようになってゆく。

 和人の搾取と圧制の前に、差別と貧困に苦しめられたアイヌ民族の歴史。具体的な資料は解説文に勝る、これは良い展示だと思いました。この記念館でもう一つ調べたかったのが、網走囚人達が従事させられた、あの道路敷設の秘話でしたが・・・。こちらは「建設事業には多数の囚人や土工夫(別名タコ)が過酷な強制労働に従事させられた」とサラッと触れているだけ。

 北海道の礎となった多くの囚人達の事は、開拓の歴史を語る上で欠かせない事実なのですから、もう少し詳細な展示解説が欲しいもの。何しろここは「道内の博物館施設の中心的存在」なのですから、関係者の皆様、よろしくお願いします!

9日目 : 札幌〜千歳空港。走行距離は55km。9日間の総走行距離は1266キロでした。

2005年1月10日よりのアクセス・カウント
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